妻は1ヶ月半にわたり、夫の車両にレンタルGPSを取り付けて行動を探っていた
夫は週に一度のペースでラブホテルに行っていることが判明した
そのラブホテルはフリータイム制のある安いホテルで、いつも同じらしい
カバンの中を探ると会員カードが出てきたのでスマホで撮影済みである
ラブホテルへの滞在時間は、ほとんどが2時間だが、3時間の時もあるとという
打ち合わせがあるといえば2時間
会合があるといえば3時間ラブホテルに滞在している
打ち合わせか会合と申し出た日には絶対に残業をしない
夫は勤務を終えると、必ず●に立ち寄ってからラブホテルに行っているので
浮気相手を●で車に乗せているに違いないと話す
妻は100％黒『絶対に不貞行為の証拠が撮れる!』と自信を持って依頼をしてきた

調査開始
対象者は依頼人の言う通りノン残業で会社から出てきた
立ち寄り場所には調査員が先回りして監視をしているし
依頼人から走行ルートを聞いてるので、内心余裕を持ってラブホテルへと向かった
しばらくすると、立ち寄り場所で待機している調査員から連絡が入った
対象者は立ち寄り先の隣にあるコンビニで栄養ドリンクとマカを購入して
立ち飲みをしてゴミを捨てた後は、車内でスマホをいじっているとのこと
私は「すぐに女が来て車に乗るだろうから、しっかり撮影してくれ」と指示を出したが
間もなく、誰も乗せずにコンビニを出ましたとの連絡があり
マジか～(-_-;)
立ち寄り先への停滞はいつも10分ほど。この日も同じく10分ほどだった
社内の駐車場で女を乗せたのか、、、そう思うしかなかった

対象車両がいつものラブホテルにやってくると、頭から車庫に入庫した
カーテンを閉めて車庫内から入室したが、1人か2人なのかわからない(-_-;)
私は対面する部屋に、撮影陣地を構える
1人は部屋の中へ、私はジャケットヒーターを着て調査車両内に潜伏した
ラブホの管理人が調査車両の№チェックを終えると、出口に向けて暗視カメラを掛けた
【打ち合わせの日】だから2時間待ち、時間が判れば寒いのも平気です

対象者が入室して、ちょうど20分が経つと部屋の前に車両が停滞する
即座に嫌な予感がした
後部席から女性が降りてきて、ピンポンも鳴らさずに開いていたドアから入室した
《うわっ(-_-;)デリヘルがよーー》
デリヘルとは男の待つアパートや自宅やラブホテルにお嬢が出向き
基本、本番以外の性的サービスをしてくれるものです
コロナが始まって半年が経った頃の話ですが、デリヘル関係の方から
コロナでお客が減っちゃって大変なんですよ～
女の子たちはお客さんの奪い合い、本番をして次回の指名を頂く感じになってて・・
って聞いたことがあります

デリヘル嬢は特定か?不特定か?調査延長
その結果、いつも同じ女の子を指名していることが判明した
2時間の時は90分コース、3時間の時は120分コースの選択でした
また、プライベートでは一切会っていないことが判明した

浮気相手がデリヘル嬢だったというケースは少なくありません
これが原因で夫婦が離婚した場合には、夫には慰謝料を請求できます
しかし、デリヘル嬢は性的サービスをする仕事をしていますので
デリヘル嬢に対して慰謝料を請求できるのか否かについては
裁判の判例でも結論が分かれているようです
デリヘル嬢のサービスは業務だから夫婦関係を破たんに至らせる
不貞行為には該当しないという考え方もあるようなので
デリヘル嬢への慰謝料請求は、かなりモメることが予想されます

また不貞行為の慰謝料請求には「既婚者と知っている」ことが必要になるので
デリヘル嬢が嘘をつき、既婚者だと知らなかったと反論されてしまえば
反論に対しての、反論が出来なくなってしまいます
慰謝料請求は、通常の不倫相手と比べて困難です
この手の浮気は懲らしめるのはちょっと厳しいので調査結果が出ても
ガッカリするときがあります

依頼人の妻曰く、うちの夫は「これは浮気じゃない、ただの遊びだ」と言いそうだし
悔しいけどデリヘル嬢を訴えるのは諦めますと、あっさり(-_-;)
そして、依頼人からこんな連絡が
温泉旅行に一緒に行った際に、指輪を貰ったそうです

私は「おぉー良かったですねー」と口には出しましたが
内心《すぐにやらかしますよ》としか頭にありませんでしたので
再発防止のためにも、誓約書を書かせるなど
【しっかり釘を刺してね】と伝えましたが・・大丈夫かな(-_-;)