浮気調査を依頼する方が年々減ってきました
私はGPSがこの世に出回るようになってから、徐々に減ってきたと感じています
配偶者であれば配偶者が浮気をしていると感じた時に
証拠を掴むためにもGPSを取り付けて事実を知ろうとするのは全然有りだと思います
浮気の事実を知ってしまうと、ほとんどの方はスマホの中身を探り始めます

そして平均的に、このような情報を手にします
浮気相手の下の名前は●●
勤務先は●●
子どもが二人いて夫もいる
子どもと一緒に映ってるいる写真
週末は飲み屋さんで働いている

このような情報を手にした方が、決定的な証拠を掴むのにはどのくらい??
と、探偵に問い合わせるとほとんどの方がビックリされます
それはこれだけの情報があったとしても調査料金が高額だからです
探偵にすれば、たくさんの情報があったとしても
言い逃れのできない決定的な証拠を掴むことの難しさは変わらないからです

調査の最終日に
やっと配偶者が社内不倫をしている浮気相手と車でラブホテルへ行った
ホテルの滞在時間は90分、出入りの映像もバッチリ撮れた
あなたが依頼人だとしたら、これで調査を終えますか??
『これで十分、調査を終わる』と断言した方は間違いです
配偶者は上司、浮気相手は部下、2人はこのように言い逃れをしてきます
『落ち着いた場所で仕事の打ち合わせをしていた』
普通に考えればあり得ない言い訳ですが、これがまたよくあることなのです
ここで足りないのは密会の回数です
密会の証拠を重ねて言い逃れできないようにするべきです

『ラブホテルは部屋の出入りの両方がないと言い逃れされますか？』と
頑なに思っている方は、肩を回して楽にしてください
確かに「入り」と「出る」の映像があるのが理想的なのですが
車を利用してラブホテルに行く場合
部屋の入りの映像撮りは、警戒心を与えてしまう可能性が高くなります

対象者らを尾行をしていていたら、ホテル街に向かって走り始めたとします
その時、誰もが『よし、先ずは入りの決定的証拠を撮るぞ!!』と思うものです
部屋の入りを撮るということは、程よい距離で追跡しながらホテルの門をくぐります
夫婦やカップルが『たまにはホテルでHしようよ』というシュチュエーションだったら
後ろから車がつけてきても全く気にしないでしょうが
不倫、やましい関係性だったら『え、後ろから来た車誰だ?』って警戒してしまいます

自分(頼んだ友達)で調査をして失敗するのがコレなのです

私も未熟な時に、依頼人のためにもと頑張り過ぎた時期がありました
『車庫入りの映像がバッチリ取れたぞ、ヨッシャー!
あとはカーテンを閉めて、部屋に入るところを撮るだけだ!!』と
シートを倒して、息をひそめて、カメラを構えて、ジッとしていたのですが
対象者らがなかなか車から降りてきません
しばらくすると、ライトを消したままの対象車両がスーーッと出てきて
私の車の前に一時停止して、ガン見してラブホテルを去りました(-_-;)
この事案は調査継続不能打ち切りに、かなり苦い思い出で、忘れません

この頃、ある弁護士にこのようなことを言われました
『車があるんだから部屋に入ったということでしょ?
後は対象者らが密室に滞在していたことを証明できればいいよ』
それ以来、車でラブホテルへ行く場合の入りの映像は無理をしてません
ラブホテルに行く前に、食事をする様子や待ち合わの場面が撮れたり
コンビニで二人で買い物をする場面が撮れた時は、あえて撮りません
車庫に対象車両が90分停まっていた
正面の部屋で張り込みをしていたら
手を繋いだ2人が出てきて対象車両に乗り込んだ
これで十分な証拠としています
やはり入る所より、出る所のほうが良い画が撮れます
入りはうしろ姿になりますが、出るところは顔が撮れるからです
コロナでマスクをしていて本人かどうかわかりにくいですが
やっぱり正面が多い方が言い逃れされにくい報告書が出来上がります

エッチの最中の動画(ピストン運動)約10秒を手にした妻が
『女とエッチしてるじゃん』と問い詰めたら
『アソコは入っていない!!』と言い逃れをしてきた夫や
七夕祭りのときに女と腕を組んで歩いていたのをスマホで撮られたのに(NOマスク時)
『俺はこんなにデブじゃない!!』と言い逃れをしてきた夫もいました

証拠を掴むのは難しいのです