盗聴発見調査で弘○市まで行ってきました
《空き巣に入られた》
念のために盗聴器が取り付けられていないかどうか
調査をしてほしいとのことだった

カーナビで向かったのですが
ナビの案内が終了する前に現地が分かりましたね
オープンガレージで車が○台丸見え
広い敷地で芝生の庭、高い塀と植木に囲まれてました(-_-;)

防犯カメラで、私の姿が見えたのでしょう
インターホンを鳴らす前に
依頼人の奥さんが玄関先に出迎えてくれました
「遠いところからわざわざ・・」と案内されると
玄関ホールだけで、知り合いのワンルーム分の広さでした
居間に案内され、依頼人から名刺を頂くと
やはりビッグな方でした(テレビもビックサイズでした)

『いや～2年前から4回空き巣に入られてましてね
最後は10日前に入られたばかりです
「個人情報を盗まれてたとしたら２次被害に及ぶ危険もある」と
警察の方に言われまして
そこまではしないと思いますが、盗聴器も疑ったのですが・・・』
ビックサイズの各部屋を迷路のように案内されながら
盗聴波のサーチをしたが、結果は白だった

住宅への侵入窃盗の認知件数は
平成15年以降、13年連続で減少していますが
平成27年は46,091件、一日当たり約126件もあるのです
被害届を出さない人
侵入されたのが、わからない人もいるので
それ以上に窃盗事件は起きていることになります

警察に被害届を出したからといって
ほいさっさ。と
窃盗犯を捜してくれるわけではありません(-_-;)
まずは重大犯罪を優先させますからね
指紋がでてきたら前科者のものと照合する
別件で窃盗犯が捕まったときに照合して
発覚するケースがほとんどだと思います

プロの窃盗犯は、家の周囲をぐるりと
2回まわっただけで、多くの情報をとってくるといわれてます

防犯設備があるかどうか
犬を飼っているかどうか
洗濯物、車両、自転車などから家族構成
カーテンなどから子供部屋などを特定
寝室、各部屋の位置
洗濯物が遅い時間まで干してないか
カーテンが締まりっぱなし(留守とバレます)
浴室やトイレ、勝手口に鍵がかかっているか
玄関や窓を開けっぱなしではないか
2階などに登れるような足場が周囲に置かれているか
郵便受けの状態
インターホンを鳴らしてみる
依頼人宅のように高い塀や植木で囲まれていて
死角がたくさんあり、外から見えにくい家は標的です

侵入にかける時間は「5分以内」と言われてます
5分で侵入できない場合の、7割は諦めるそうです
侵入の時間帯は夜中というイメージですが
「人がいない間を狙って侵入する」のが空き巣なので
時間帯は昼間から夕方にかけてになります
侵入場所の一番多いのが鍵がかかっていないところから
二番がガラス破りとなっています

空き巣にはいられないようにするためには
どうすればいいでしよーか??
《防犯カメラの設置》
と思った人は多いかと思いますが
依頼人の自宅には、１回目に空き巣に入られてから
セキュリティー会社に委託して4台も取り付けています
それでも3回侵入されています(-_-;)
依頼人はカメラを増やし
すべての窓にセンサーを取り付けると言っていましたが
防犯対策は機器を付ければ万全というものではありません

まずは高い塀と植木を低くしてください
カメラにも死角があります、カメラの角度を変えましょう
あと、侵入窃盗犯は《光と音》を嫌います
死角になる場所にはセンサーライトを取り付ける
歩くと大きな音がする防犯砂利を敷いてみる
できれば、お利口さんな番犬を飼う
(馬鹿みたいに吠える犬は近所迷惑)
近所づきあいも大事です
見慣れない顔の人にはあいさつするよう心がけてください
と、未熟ですが、ちょっこら、指導をしてきました

弘○市まで呼ばれた訳
国家資格ではありませんが
私は防犯設備士の資格をもっていたからです(*^^)v