浮気調査をひと通り終えて、真っ黒な調査報告書を手渡した後に
「自分も浮気しちゃおっかな～」という方がたまにいて女性の方に多いです
気持ちはわかるのですが夫婦間には貞操義務があります
それは配偶者以外の人と肉体関係を持たないことです
どのような理由があろうとエッチしたら慰謝料を請求されますよ
民法には自力救済禁止の原則というのがあります
法的な手続きをしないで《自らの力》で被害を回復しようとすることです
違法なことはしませんとの内容の契約をしてから調査をしているのですが
浮気をされてしまったのを知ってしまうことで
ついつい《バラしてやる》と脅迫をしてしまうことです
私が思うには本気でバラそうなどと思っているわけではなく
悔しさと思い通りにならない不満でそうなってしまうのだと思います
それだけ浮気をされた方の気持ちはしんどいのです
人の家庭を壊しておいて普通の生活に戻るのが許せずに
社会的地位を脅かしたいと考えてしまうのでしょう
ご依頼人は真っ黒な調査報告書を受け取ると
弁護士費用がもったいないからと
先ずは直接話し合いをしようと浮気相手にコンタクトを取るのですが
《秒で弁護士を立てる方がいらっしゃいます》
弁護士を立てられると「悪いと思っていないのでは?」と感じとってしまう
誰にも相談できないと不当な慰謝料を払うことになるかもしれないし
直接やりとりをして状況を悪化させてしまうこともあるので仕方ないが・・
先ずは自ら謝罪するのが常識だと思う
慰謝料の金額が変動する大きな要因として
《不貞行為が原因で離婚》
《不貞行為が原因で別居》
《不貞行為が発覚したあとも結婚生活を続ける》
今回のご依頼人は《離婚をしない》とのことで
浮気相手だけに慰謝料を50万円請求するとのことでした
もう少し金額を上げてもいいのに
優しいご依頼人だなと思っていましたが・・
一週間ほどするとご依頼人からLINEが来ました
東京の弁護士(ネットで依頼)から減額要求の通知が届いたと聞いてガッカリです
浮気相手は秒で弁護士に丸投げしたので
これで浮気相手本人の謝罪は一切聞こえてきません(-_-;)
妥当な金額以下に慰謝料の金額を下げているのに
もっと金額を下げようと、弁護士を使ってくるほうが脅迫を感じてしまいます
弁護士に着手金や報酬金を払うくらいなら
請求金額通り支払って、自ら謝罪した方がスッキリするのに
自分のケツは自分で拭いてほしいものです
P.S
あくまでも相場ですが減額交渉のみの依頼を弁護士にした場合
着手金は10万円～30万円
報酬金は減額できた金額の10～20％程度
