相談者がやってきた
私の名刺を受け取ると、すぐに、手持ちの資料を差し出してきた
配偶者の浮気のデジタル証拠の数々である
コロナ禍だっていうのに、食事や旅行を楽しむ二人の姿があった
これらは配偶者のスマホやタブレットやパソコンを覗き
Ａ4用紙に、ドド～ンとプリントアウトしてきたものだった

今やLINEがきっかけで浮気が発覚することが定番化してきてます
また、メッセージがきた瞬間のポップアップ通知を見て
浮気を疑い始めるケースも多いです
さて、LINEのトークは証拠として認められるのでしょうか??
早く会いたい、ハグしたい、軽くキスを交わした
好きとか、愛してるなどと言い合っている
この程度のやり取りだと、肉体関係があったとは言えないので
不貞行為としては認められないケースだと思います
この先は、是非、探偵を雇って証拠を掴んでいただきたいです

今回の相談者の場合、上記レベルのやり取りの他に
ｗベットの宿泊の予約をしていた
二人で一泊旅行をしていた
一緒の写真も数枚あった
このレベルになると「男女関係はない」と言い訳をしても
二人っきりで、1室に泊ったのが明らかなので
肉体関係をもったと推認されることから
不貞行為と認められるケースだと思われます

相談者は、アチコチの探偵に相談しているようでした
探偵がどのように頑張っても
探偵の証拠をはるかに上回るデジタル証拠をお持ちだったので
丁重にお帰りいただいた
今回の相談者は不倫をした配偶者とは離婚をしない代わりに
不倫相手から慰謝料をもらいたいと考えていました
LINEのトーク履歴や映像は
【内容によって】は、不貞の証拠になることがあります
示談や調停の段階で弁護士をつければ
それだけで不倫相手が示談に応じる可能性は高まると思われます

もしも、デジタル証拠がパッカリと開いていたら、まずは落ち着いて
『改ざんではない』と言い切れる方法で撮ること
つまり、転送などせずに自分のスマホで直に撮ること
トークのやり取りを表示して、スマホ全体が写るように撮ること
一番大事なのは、ピント合わせ、しっかりと証拠を掴んでおきましょう

Ｐ.Ｓ
死んだ後、見られたくないデジタル証拠は絶対に消しましょう
あと、財布のデジタル化で数十万円の遺産を失う可能性もあります
ご注意ください