夫から妻の浮気調査の依頼を受けた

妻は一人暮らしの若い男のアパートに出入りをしていた
夫が帰宅すると子どもの世話を任せてワンKに駆け込み、90分～120分滞在して帰宅する
出掛ける言い訳はさまざまだったが女友達とドライブをしてくるが多かった
妻の誕生日の数日前に初のお泊りをして朝帰りをしたときに夫は浮気を疑い始めた

ワンKだけに部屋の灯りが消えるとエッチが始まったとわかる
エッチが終わり部屋の灯りが点くとボイラーの音が激しく鳴り始め
換気口からクリーミーな匂いがしてくる
妻は若い男にデリバリーのように身体をささげてくる、いや若いパワーをもらってくる
若い男は年上、妻は年下が好みなのか10歳以上の年の差不倫である

妻は祭日に仕事だと偽って朝の10時からワンKに駆け込んだ
２人が出会うのを予測して土日だけが休みの依頼人は会社を休みワンKに出向くことにしていた
ここで調査を満帆終了し、依頼人に連絡をした
依頼人は15分ほどでアパートに到着すると妻の車をふさいで駐車した
この先は事件が起こらないように私たちは見守り隊へ

依頼人は私たちに軽く頭を下げるとインターフォンを鳴らした
すると「ふぁい」と若い男の応答があった
依頼人は開口一番「●美の夫なんだけど・・」
若い男は「え、、●美さんは離婚してると聞いてますが・・」
依頼人は思いもよらぬ返事にビックリ顔で私の顔を見てきた

私はその場しのぎの嘘だと思った、自分を守る為にとっさに嘘をつくことは大いにある
私は思わず嘘をついてしまったかと思った
エッチしていた相手が既婚者なのが独身者なのかは大きな違いだ
既婚者と知っていてエッチをしたなら慰謝料を払わないといけない
詐欺師のようにカンペキに騙されてエッチをしていたのであれば慰謝料を払う必要はなく
偽った妻に慰謝料を請求することも可能だと思われる

不貞行為による慰謝料請求の相場は幅が広すぎだが50万円～300万円程度
不貞期間が長く不貞回数が多いほど慰謝料は上がる
不貞行為によって別居や離婚に至った場合はもっと上がる

依頼人が若い男に慰謝料を請求するためには
若い男に「故意」または「過失」があることが必須だ
「故意」とは妻が既婚者だと知っていてエッチをした
「過失」とは妻が既婚者だと知らずにエッチをしていたが
妻が既婚者だと気づくことができたハズということになる

依頼人は「おいこら!!嘘をつくな!!」と声を荒げた
私は両手のひらを下に向けて上げ下げしながら不利になるから落ち着いて落ち着いてと促した
若い男は【妻が既婚者とは知らなかった】で逃げるのは不可能だった
実は依頼人は妻と若い男のLINEのやり取りを覗いてて
妻と不倫相手は出会い系で知り合いエッチをした時点で
妻は既婚者であり、子どももいることを知っている。というやり取りの証拠を掴んでいたのだ

妻と若い男は約3ヶ月不倫をしていた
妻は若い男を安心させようと思って2ヶ月前に離婚したと嘘をついていたようだ
妻が離婚したと嘘をつく前から男女関係があるので言い訳にならない(-_-;)
一般的な感覚から離婚という嘘を疑うことなく交際を続けていたこともあり
過失があるとして慰謝料を支払うことになると思われます

「そのうち別れる」や「別居しようと思っている」などと聞かされていた場合でも
相手が既婚中である以上は不貞行為は許されません
既婚中の人から猛烈にアピールされてついついエッチに至った場合でも責任を免れる事はできません

既婚者とは知らなかったという嘘は、すぐにバレることになっていて、最低の嘘だと思います
謝ることからはじめましょう