事務所のパソコンに向かい、探偵日誌を執筆しようとしたら
『盗聴器が仕掛けられているか、どうか調べてほしいのですが
そんな調査はしてますか??』と電話が鳴りました
『もちろん可能ですよ』と答えると
『いまの状況を相談してから調査したい』と言うことだったので
『えーっと、では、あしたか、あさっての・・』と
予約を組もうとしていたら、実は、事務所の近くにいるとのこと
う～、急に、また(-_-;)
こんな相談者は、どことなく怪しく、時間泥棒をされると確信するも
・・・お人よし探偵発動!!
『一時間しか、時間がありませんが、どうぞ』

近隣トラブルで困ってるから話が始まった
相談者は、私に問いかけることもなく、ずーっと話をしています
当然、私は眠くなります
『せんのかーぜーにー♪せんの・・・♪』
うなずきながらも、少し夢に入っていたかもしれません
教科書をひたすら読む社会科の授業も思い出した
相談者は、めそめそしながら、訴えかけてくるのですが
反論できない内容に、聞くしかありません
共感できるものもなく、聞くしかありません
隣の人が言う悪口なんて、はっきりと聞こえますか??
アニメの巨人の星の、星一徹が住んでいた長屋でしたら
ありかもしれませんが・・・

お話ワープ
私も、歳なんでしょうね、2年ほど前に、耳鳴りが発症しました
起きているときや、仕事をしているときは、気がまぎれるのですが
しんどいのは、夜、寝るときです
シーンとしているのに、音が聞こえるんですから、ストレスです
なんとも、経験した人にしか解らない音です
コトコトコトと聞こえるときもあれば、ジリジリジリ、ピーピーピー
まぁんず説明できない異音が眠りにつくまで続きます
幻聴と耳鳴りは自分にしか聞こえない音
という意味では同じですから
隣の人の自分の悪口が、はっきりと聞こえるのもうなずけます
そう思い始めたのが、耳鳴りを経験してからなんです

私は耳鳴りを治すことに成功しています
耳鳴りの方、必読です
症状が３か月以上続くと「慢性耳鳴り」と呼ばれるそうです
耳鳴りに注意を向けてしまうと「耳鳴りの悪循環」になるのです
つまり、治すためには耳鳴りを
《気にしない。嫌がらない。逃げない。》
K・Y・Nこれが第一療法です←笑ってください持論です(-_-;)
耳鳴りに付き合ってやるぜ。という気持ちも大事です
あと、寝るときには、自然環境音も聞きました
滝の音や川のせせらぎの音などです
治すという意識をして、聞こえなくなる。という経験を重ねる事で
耳鳴りにとらわれなくなり
聞こえたとしても、耳鳴りとうまく付き合っていけるようになりました
いまは、ほとんど、聞こえることは無くなりました
どうです??参考になりましたか(^▽^)

聞こえるのは、病です
盗聴器があるかないかの調査は意味のないことが判ります
相談者は、５０歳前半の女性でした
学生時代、内向的で、いじめに遭っていた。と聞きました
最後に『忘れる努力も大事ですよ』といったら

相談者は、どうすればいいのか??ではなく
忘れる。という選択もあるのか～って、笑って事務所を後にしました

おおよその悩みや相談は聞くだけで大丈夫です
本人は『解決』を求めているのではなく
『聞いてほしい』ということを求めているからです
今回も、私は、聞くコトだけで、人を助けてあげられたと思います
人は１人では生きていけない
ってことが、こういうことで分かってきますね
《聞き上手》
夫婦、家族、友人、会社、どれにも使えそうで、大事なことです

あっ・・90分の相談料・・・(-_-;)