トヨタ不正車検6659台 販売店10社以上、信頼に傷 2021年09月29日 トヨタ自動車は29日、全国の系列販売店で計1501台の不正車検が見つかったことを明らかにした。3月に発覚したネッツトヨタ愛知の5158台を合わせると、不正車検は計6659台、15社・16店舗に広がった。日本を代表する企業グループの信頼は大きく傷ついた。
トヨタ子会社が不正車検 東京で565台、愛知に続き発覚 不正の見つかった店舗では、規定の時間内に作業を終えることが目的化し、排ガスや速度計の未検査、ヘッドライト光度の改ざんなどが行われていた不正車検の対象車は順次、再検査を行う。
トヨタ系の販売会社では1990年代以降、本社主導で短時間車検サービスを導入。仕事量が増え、整備士不足が深刻化する中でも見直しは行われず、現場に無理が生じていたことが不正を招いた。再発防止に向け、整備士の処遇改善や外国人の採用促進などを進めるという。 国交省は29日、トヨタに対し、豊田章男社長宛ての文書で再発防止の徹底を要請する行政指導を行った。レクサス高輪に対しては民間車検場の指定を取り消す処分を行った。 16店舗は、ネッツトヨタ愛知の1店、レクサス高輪を含むトヨタモビリティ東京(東京)の2店のほか、ネッツトヨタ山梨(甲府市)、三重トヨタ自動車(津市)、鳥取トヨペット(鳥取市)、広島トヨタ自動車(広島市)、トヨタカローラ山口(山口県周南市)、徳島トヨペット(徳島市)、トヨタカローラ愛媛(松山市)、長崎トヨペット(長崎市)、トヨタカローラ宮崎(宮崎市)、鹿児島トヨペット(鹿児島市)、トヨタカローラ鹿児島(同)、沖縄トヨタ自動車(沖縄県浦添市)、ネッツトヨタ沖縄(同)の各1店。(20 |