ビルメン(工場メンテナンス)になった 名の通り、前の会社を辞めてビルメンになったのは一昨年の夏ごろ。
率直な感想は人生を半分ドロップアウトした感じ。
勤務は3日に1回。月10日勤務で給料は手取りでほぼ20万、ボーナスもなければ昇給もない。あるのは時間だけ。
ちょっと館内を巡回してあとはテレビ見ながら寝転んで目を閉じる。朝になったら日勤と交代。昼にパチンコ屋にいって夜にビールを飲む。明日は休みだし出かけようという気には一切ならずほろ酔い気分で布団に入る。
どうせ明日やることは嫌儲スレとスマホのゲーム、あとはパチンコくらい。その次の日の夕方から仕事だ。その繰り返し。
結婚もしていないし彼女もいたことがない。そもそも直近で母親以外の女性としゃべったのが何か月前か思い出せない。貯金はなぜか前職より貯まっていくけれど使う気がおきず、生活費以外は積み立てに回しているだけ。このままおじいさんになって病気を患い死んでいくんだろう。
自分でいうのもなんだけどこれぞ弱者男性といった人生を送っている。寂しい人生かもしれない。
子供のころの自分はなんでもなれると思っていた。けれど何かこれになりたい!というのもなかった気がする。
40にもなってこんな日々が続くのかと退屈になる反面、じゃあビルに朝7時から入館していく社員さんたちみたいに戻りたいとは思わない。
第三者がみると前の会社のほうが給料も高いし社会に対する貢献度も高かっただろう。ビルメンになって人間としての価値は急激に落ちたと思う。この仕事に誇りもなければ執着もない。代わりだっていくらでもいる。
僕がいなくなっても気づくのは10人くらいだと思う。親、会社の人、友人・・・10人もいないかもしれない。
ただ不思議と今の自分に満足している自分がいるのだ。
休みの日に上司や客からの連絡におびえることもない。同期の足の引っ張り合いもない。ノルマに追われることもなければ、終電を逃して帰れなくなることもない。1秒の残業もなく直帰する。急いで帰ってもやることはないけれど。
何を言いたいか分からない記事になってしまったがまあいいか。
僕の人生みたいだな。
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