殺人隠蔽疑い、強制捜査へ 青森の病院、死因偽装か
青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年3月、入院中の男が同室の患者を殺害した事件を隠蔽しようとしたとして、県警が犯人隠避の疑いで近く病院関係者を強制捜査する方針を固めたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。亡くなった男性の死因を「肺炎」と偽装し、警察に通報せずに発覚を免れようとした疑いがある。 事件で殺害されたのは、男性患者=当時(73)。 アルコール依存症で入院していた男=殺人罪で懲役17年が確定=の判決によると、23年3月12日深夜、ベッドで寝ていた男性の顔を歯ブラシで刺して殺害した。 県警などによると、12日午後11時45分ごろ、看護師が物音を聞いて病室へ行き、ベッドで血を流している男性を発見。翌13日午前10時10分ごろ死亡が確認された。遺族によると、病院側からは「ちょっと転んじゃったみたい」と説明された。
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