職や娯楽、文化を求めて若者が地方を捨てる、ことが強調されるが、むしろ、土地の考え方に従わされるのを嫌がって出て行く若者のほうが多いのじゃないか? 地方の産業や文化を向上させるのはその地方の努力だけではどうにもならないが、慣習や常識を変えることは、その土地の住民の努力でできる(長年の「伝統」「慣習」「当たり前」をいう思い込みを変えるのは簡単ではないが) 国政が悪いから若者が流出すると文句を言っても改善される見込みはない むしろ、地方の年長者が自らの「常識」を変えるほうが、若者流出を食い止める現実的な作戦ではないか 多くの年長者が、そんなのは嫌だ、俺たちの当たり前が正しい、と固執するならもう対策はない
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