歯舞色丹二島とて、彼らの教科書に書かれてある通り、第二次世界大戦の末、国際社会からも半ば領有を認められたロシア固有の領土であるわけで、日ロ首脳会談で何度も確認されているが、これは返還ではなく、どちらかと言えば譲渡の類なのである。
大日本帝国は、千島樺太交換条約とポーツマス条約において一度は手にした領有権を、勝算なき大東亜戦争(第二次世界大戦アジア太平洋戦線)で敗北する事により自ら放棄したわけだが、これを取り戻すとなると、事実上の譲渡手続きしかない。こんなの自明だったのだから、四島返還に拘らず、最適なタイミングでより安価に回収する事を考えて欲しかったですね。先進国が軒並み低成長期入りし、さらには産業革命を前に、国内はモノが売れないデフレ不況に直面し、投資余地が乏しいとなれば、利ザヤを求めるマネーは国境を越え、海外とりわけ成長余地がふんだんにありそうな新興市場に流れ、やがて新興国の経済は勢い付き、仮に日本が経済協力と称して少々のカネや技術を持って行ったところで相手にされなくなる日が来るであろう事は当時も予見できた事。
もっとお金や技術が活きるように、最小の支出で済むように、 経済のグローバル化が本格化する前に決着をつけて欲しかったですね
誰だっけ⁈四島同時返還に拘ったの? 国際感覚や経済感覚に欠け、独善が過ぎるのではなかろうか
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