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老いを守る2

2019年06月10日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

おばあちゃんから依頼したいとの電話があった
入れ歯が外れそうになるとき、聞き取れないときがあるが
しっかりとした口調で話し始めた

夫が2年前に亡くなり、子供はおらず、現在は一人暮らし
おばあちゃんの依頼は、泥棒を捕まえてほしいとのこと
とにかく自宅に来て状況を聞いてほしていと言うので
「住所はどちらですか??」と尋ねると
ペラペラっとフル住所を言ったので、早速自宅に伺うことにした
暖か陽気で精神的に病んでいる人の電話が多いので警戒しながらも・・

おばあちゃんは玄関のカーテンを開けて外を覗いて待ってくれていた
駐車場に到着すると、玄関を開けて笑顔で出迎えてくれた
玄関に上がると、真正面には、防犯カメラがガッンと取り付けられていた
嫌~な予感がした
おばあちゃんが泥棒の話を始めると
嫌~な予感が、確信へと変わっていく(-_-;)

3日前に、おばあちゃんの家に泥棒が入った
犯人は、隣のマンションの、エンジ色の車に乗っている40代の男だという
今回、盗まれたのは1200万円が入っている通帳と、印鑑だ
盗みに来るときは、堂々と家の前に車を停めて入って来るらしい
今回のコトを通報しても、警察はすぐに来てくれなくなったという
初めの頃は、警察はとても親身だったが
だんだんに、対応が悪くなり
カメラを取り付けろだの、証拠が無いと動けない。と言われ
警察を当てにしなくなったんだそうだ
それで探偵の出番になったわけです(-_-;)

認知症や総合失調症の人の話をまともに聞いていると
同じ話の繰り返しと、非現実的な内容で、話酔いをする
だから右から入った話を左へ聞き流すようにしている
「あなたの依頼は受けられません」と、ザクッと切れればいいのだが
一通り、言いたいことを聞いてあげて
気持ちを落ち着かせるようにしている

おばあちゃんは、最後まで言うことを聞いてくれなかったな(-_-;)
「今回は様子を見ましよう」と、切り上げようとしても
なんとか捕まえてくれ!!の一点張り
成年後見人として司法書士さんがついていると知り契約さえ無効である
悪い奴に騙されないように、ここで、食い止めようと
今回は120分も話を聞きました、フ~~(-_-;)

■認知症の方は、日常生活には様々な支障が出てきます
お金の管理ができずに家賃を払えなかったり
悪質な契約してしまったり、振込詐欺などは近年問題になっています
そんな認知症高齢者をサポートするのが【成年後見制度】です
【成年後見人】が、本人に代わって契約や財産の管理などをします
高額な商品を買ってしまった場合には、契約を無効にすることができます
家庭裁判所が申し立ての内容を調査して後見人を選任するので
希望した人が必ずしもなれるわけではありません
弁護士、司法書士や福祉の専門家などの【専門職後見人】が
選ばれる場合が多くなっています
一度選任された後見人に対して不服申し立てはできません

■成年後見制度申立の動機は【お金の管理と解約】が
ダントツなのですが、管理してくれる側の不正問題がわんさかあるのです
平成29年、不正報告件数は294件で、そのうち専門職が11件
被害額は14.4億円、そのうち専門職は5000万円もあるのです
平成26年と比較すると件数は3分の1。被害額は4分の1になりましたが
専門職後見人の不正は1件でもあってはなりませぬ

おばあちゃんは、別の部屋に行って、2千円を手にして
「とりあえず、これで、捕まえでけねーべが」と。。
参った(-_-;)完全なる、まだらボケでした
司法書士さんに連絡、しよーっと
口調と笑顔だけじゃわかりませんね・・・
 

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