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家族愛

2016年08月08日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

70代半ばの、女性から電話があったので自宅に伺った

玄関先の網戸には、ホームセンターで購入した
防犯ロックが、かかっていた

出迎えてくれたのは、かわいいエプロンをした
小ぎれいな、おばあちゃん
丁寧な対応で、部屋に招き入れてくれた

部屋には御札があり
ドアノブには、鈴がついていた
テレビ台には、小さな置き時計が4つもあった

小動物や昆虫を使って、盗聴や盗撮をされているとのこと
おばあちゃんの場合、カラス、蝶々、小さな虫
カモシカも幻視として出てくるようです(+_+)

盗聴や盗撮の調査をしていると
いろいろな症状や言動をする人と接します
その度にネットで検索してきました
20年近く探偵をやってると、わかってくるんです
医師じゃありませんので、参考までに

今回のケースは、第二の認知症といわれている
【レビー小体型認知症】と思った

■認知機能の動揺
人、場所、時間を正しく判断できなくなる
■幻視症状
犬や猫、蛇、昆虫が多く幻視症状として現れる
■運動機能障害
3つの■は、レビー小体型認知症の3徴と呼ばれています

リアルな幻視は、レビーの特有の症状らしいです
アルツハイマー病等でも見えるそうですが
レビーの方ほど詳細に描写できないとか
他の認知症では、虫の幻視はあまり聞かないそうです
 
現実として見えるレビーの方はリアルに語ります
蝶々が見えたのでしようね
指をさして
「ほらっ(監視しに)蝶が入ってきたよ」と言いますが
私には、当然見えません
おばあちゃんは、蝶々を外に追いやろうと立ち上がり
追いかけていきます(+_+)

一般の人は、この突然の動きにびっくりします
ボケているのではなく本人には
現実そのものとしてしっかりと見えているのです
だから、退治する等、行動を起こします

調査をしても無駄なことはわかってます
ただ、頭ごなしの否定は、混乱や悲しみを生むので
調査の依頼を受けます、当然、結果は異常なしです
安心して過ごしてくださいと、なだめるしかありません
後は、家族のコト、若かったころ、幻視以外の
たくさんの話を聞いてあげます
そうすると、だんだんに、表情が和らいでくるんです(*^^)v

帰ろうとしたとき、網戸に小さな虫がついてました
それをつかみ取り、潰して、こう言いました
「小さいのは、網を抜けて入ってくるから危ないんだよ・・」
悲しいなー
自分が病気になってるのに
東京と九州に住む子供や孫のコトばっかり心配して

長年、調査してきてわかった共通点は
「1人暮らし」「女性」「まじめ」「気遣いができる」
「健康的」「若いころはミーハーだった」
「知的な職業に就いていた」
「家族愛が深かった」

老後を安心して迎えるためには「健康」「お金」
そして「家族の愛と理解」が必要です

余計なことだろうが、そろそろ
おばあちゃんのそばにいてあげてほしいなー
そう思った

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