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心痛い調査

2023年03月20日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

2年前、夫の浮気調査を依頼しようと60歳過ぎの女性が来社した
対象者である夫は70歳、幾つになっても浮気をされたら辛いものです
浮気をしていると思う理由の聞き取りしていると
夫は近隣の女性との浮気を疑われて、昼夜問わずに責め立てられていることが分かりました
『そんなに疑うなら、プロに頼んで証拠を出せ!!』と夫に言われて依頼を決心したそうです
夫にすれば浮気をしていないことが証明できれば、解決すると思ったのでしょうが・・

私は聞き取りの段階で、相談者の妻は嫉妬妄想と推測しました
事実無根の夫の浮気を疑っての嫉妬で、描写が事細かいのが特徴です
嫉妬妄想(病気)なので、妻が望む結果はでません
正直、こんな風に言いたいところです
『貴方は嫉妬妄想ですから、大枚をはたいて調査をしても無駄です』
でもこんな風に言ってしまったら、怒り悲しみ苦しみが生まれて逆効果です
相談者の話が非現実的だとしても、先ずは耳を傾けることが大切だと思って対応します
結果が出ないのに調査の依頼を受けるのですが、この場合は合法だと思っております
キャリア少なめの探偵さんでも、年に数回経験するくらいに多い案件なのです

隅から隅まで、くまなく浮気調査をして
《夫の浮気は絶対にありません白ですよ》と報告をすると
信じたそぶりを見せたのですが、目が疑っているのが分かりました
こんな嫉妬妄想さんは事務所を出ると、また浮気を疑ってしまいます
私たちが調査して解明された事実はもう使えないので、別の証拠を必死で探し始めるのです
そして、半年が経った頃に電話がかかってきました
2度目の調査依頼ともなると酷な料金になってきますので
私は、気の毒に思い
『今はもう終わっているのかもしれませんね』と断り文句を言うのですが、聞く耳などありません
前回、真っ白だと調査の報告をされて、悶々とした日々が続いたからでしょう
嫉妬妄想がエスカレートして、根拠のない主張をポンポンと並べてきます
面識がある分、濃い目に訴えてきます
どうしても調査やる気ONなので
『これを最後の調査にしましよう』と依頼を受けるのですが、どうしたって白は白
このような心痛い調査はしたくないのです(-_-;)

ちなみに、盗聴機や盗撮機の発見調査の依頼ですが、26年探偵業を営んできましたが
一度も発見したことがありません
それでも、ご依頼があれば調査料金を頂いて真剣に取り組みアフターもします
そして《絶対にありません》という安心をお届けしているのですが、明日には疑ってしまいます
その後、数件の探偵に100万円以上、はたいた方もいるという話を聞いたことがあります(-_-;)
このように【一度思い込むと訂正ができない】【疑いを捨てることができない】のが
被害妄想さんや嫉妬妄想さんの特徴なのです

1度目の依頼から2年が経ち、また電話がかかってきました
『あの~三度目の正直・・・』
私は心の中でこう叫びました『二度あることは三度ある』(-_-;)

嫉妬妄想でお困りの方へ
本人も自分が異常だと気づいている場合もあるようです
本人が自分の考えや行動をコントロールできないことを理解してあげましょう
本人に悪気は全くありません、根底には悲しみや焦りがあるのだと思います
「今の状態のままだとお互いに大変だから、一緒に病院に行こうか?
薬やカウンセリングで、改善するかもしれないよ」
こんな風に、そばにいる配偶者や家族の協力が改善のカギだと思います

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