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子どもに会いたい

2022年02月07日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

私が探偵をやり始めた頃、こんな相談がありました

現在、小学校に上がる7歳の子どもは元妻が引き取りました
離婚の原因は、元妻の浮気だったのですが
離婚時、子供が小さかったこともあり
「親権」を元妻がとり、育てることになりました
冷静に物事を考えられるようになってくると
子どもと会いたいという気持ちがますます強くなってきました
長年、連絡をすることをためらっていましたが
思い切って、元妻の携帯に連絡をとりました
しかし《やり直そうなんて絶対に無理だ》と言われました
携帯電話はわかるのですが、何処に住んでいるのかわかりません
どうしても話し合いがしたいので、居場所を探し出してほしい

この頃、私の子どもも小学生でしたので
『同じ父親として、その辛い気持ちわかりますよ!!
絶対に探し出します、今から事務所に相談に来てください』と言い放った
コンコン・・・
相談者が事務所に訪れるが、父親としての雰囲気を全く感じなかった
私の脳の中は瞬時に煙幕が渦巻いた
私はジッと目をつぶり顎を引く
そして、父親ポジションから探偵ポジションへと頭の中を回転移動させた

私は騙されているのか??と思いながら
『どうぞこちらの席へ』と相談者をソファに座らせ、お茶を出した
そして、いろいろと大変でしたね等と当たり障りのない質問をして
しばらく相談者を観察することにした
相談者寄りのペースで話を進めていくのですが
私は、嘘を見抜こうと、薄紙をはがしていく
笑いは、目じりにしわができない、口だけの作り笑いばっかりでした
私からの質問に、瞬時に言葉を失い口を軽く開くこともありました
私の怪しむ気持ちを紛らわそうと別の話をするが、もう手遅れでした
相談者は、私の同情を誘い逃げている妻?と子ども?の
居場所を突き止めようとしていたのです
くそ野郎、俺の時間泥棒するんじゃね~よ。と思いました

相談者は開き直ったのか、自白をはじめました
妻ではなく元彼女
離婚も浮気も嘘
子どもは自分の子供ではない
付き合って半年ほどで、元彼女から別れを告げられたそうです
元彼女と、その子どもへの接近禁止命令がでていたようです
詳しい内容は解らなかったが
『接近するなよ!!』という命令が出るということは
相談者は日常的に、暴力を振るってきた、精神的に虐待していた
子どもの連れ去りなどの誘拐行為に及ぶおそれがある。ということです
ちなみに、児童虐待防止法2条4号は
児童が同居する家庭でのDVを「虐待」と定義しています
暴力を配偶者に振るうことは、子どもに対しては虐待にあたります

居場所を探し出してほしい。という本当の目的は、殺傷だったかも
いや、そうじゃなくても、感情のもつれでそうなったかもしれません
マジ、ゾッとしました
あの時は、探偵の駆け出しだったし、仕事も欲しかった
父親マインドのままだったら、すっかり騙されていたかもしれない
事件が発生していれば、今や探偵じゃなかったかも(-_-;)

子どもに会いたい的な相談は結構あります
やっぱり、身分を隠すメールでの問い合わせが多いです
この時点で探偵は警戒します
DV・ストーカーなどが絡んだ人の調査は受けませんので
相談さえしてこないでください(-_-;)
真摯に子どもと会いたい場合であっても、居住所は教えない方法で
報告する探偵が多いかと思います
やっぱり、事件が起こると死活問題ですからね
写真を数枚お見せしながら『お子さん元気そうですよ~』とか
会いたいという内容の手紙を探偵が直接手渡して
その返事を依頼人に手渡すとか等の報告になるかと思われます
あしからず(-_-;)

P.S  
子どもがいて離婚する際は、親権の他に養育費と面会等の
取り決めは長期的に見て、しっかり決めること
いつでも会えるように、取り決めて離婚することが大事です
親なんですから・・・

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