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調査打ち止め

2017年11月27日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

女性から電話相談があった
「ある人が実家に入り込んで、悪戯をしているんですよ・・」

この手の話は、大概・・・である(-_-;)

実家には、母親が一人で住んでいたのだが
母親がボケがはじまり施設に入所することになったため
電話をしてきた娘が、空家の実家を掃除している
掃除には、一週間に二度くらいのペースで行くそうなのだが
行くだびに物の位置が変わるんだとか(-_-;)

●玄関に置いてある灯油容器の位置が変わる
●仏壇の線香の本数が減ったり増えたり
●スリッパの位置が変わる
●カーテンの開き方が変わる
●ロシアの人形、マトリョーシカが小さくなったり大きくなったり
朝起きたら、頭と足の位置が真逆になり、パニックになったことは
あるが・・・真相はどうなんだろ・・

依頼人は、悪戯している犯人は、わかっているが
その人の事を、話すのも怖いので、言えない。と話す
きっと《被害妄想》だろうな・・
モノが動くのは気のせい。ということは無いですか?
と指摘すると
「こんな明確な現象はないでしょ!」と、どやされた

どうしても犯人を捕まえたい。と、早速、事務所に来社してくれた
見た目、普通の60歳半ばの女性だった
モノが動く話以外は、とにかく普通だったから
ん~?本当に悪戯されてたりして・・・ともおもったが
悪戯の度合いが、あまりにも、ちんけすぎて怪しい

依頼人から、実家付近に張り込みをしたら
一カ月もすれば、犯人の映像が撮れるでしょ。と言われたが
そんなに費用をかけなくても、わかりますよ。と
調査期間を二週間に設定し、隠しカメラだけを仕掛けて
調査費用を抑えることにした

調査中は、掃除に来ないので。と、依頼人から、鍵を渡され受件した
一日おきに、デジタルカメラを片手に
室内の様子を比較撮影しているのですが、いまだに変化はなく
もちろん隠しカメラにも映っていません(-_-;)

この探偵日誌を書いているときに
調査状況はどうですか?と、電話があった
「まだ、何もないですね~」と答えると
「必ず犯人は来ますから」と自信たっぷりに言われた
しかし、犯人は現れないだろう

調査の延長をして、お金を散々使わせたら
犯人が来ないのは、調査がバレていたから
と、文句を言われるのが落ちだ
調査期間を減らし、人員使用からカメラに変更してよかった。と思った

終いには、探偵に騙された。と言われたくないから
延長を頼まれても、調査打ち止め(#^.^#)
依頼人にどやされても、病院での診察をチラッと推奨するつもりである(-_-;)
 

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