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くろひと

2017年02月18日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

旦那、家に帰ってこなくなってさー
ぶっきら棒で、早口で、巻き舌な電話相談だった

部屋も、浮気相手の車も、勤務先もわかる
旦那が、部屋から○時○分に出てくるはずだから
ドアップで一回だけ、写真を撮ってほしい
簡単だから、調査料を○万にして。と言い張る

決めるのはこっちだし(-_-;)
《情報をもっているからマケテ》
この手の依頼は、何度も痛い目に遭遇している。ので
お会いしてして、きちんと取り決めましょうと
翌日、事務所で面会した
「○-○号室から出てくるという根拠は??」と聞くと
「そんなのいいでしょ、そこから出てくるのは
間違いないから」と、にぐっつらい口調(-_-;)

「もし、○-○から出てこなければ
調査料金がプラスになりますよ」と伝えると
「間違いないから」と自信たっぷりの返答だったので
○万円で依頼を受けた
しかし、まぁ、頑固なバ○○だった

現地に行くと、アパートが2棟並んでいたので
いやーーな予感がした
調査開始
○-○号室のドアを撮影するのに
いい感じの角度と距離の張り込み場所があった(*^^)v
予定の30分前にカメラをセット
難易度的に○万円で丁度いいや。と思ってた
予定の時刻から15分が過ぎたころ
目の前を旦那の車が通り過ぎた
マジか~、部屋が違うじゃん(-_-;)

依頼人に速攻電話をすると
「嘘~、あんたらが、間違ったんじゃないの!!」
内心《こっちはプロだ。間違ったのは、おめーだろ》
調査は初めから。なので、料金変わりますよ
と伝えると「チッ、○万円でやってよ」とガチャリ

いい歳こいて・・どんな生き様してきたんだか
飯を食っていくための、大事な依頼人なのだが
今回ばかりは
ただの、くそバ○○にしか思えなくなっていた

調査の結果
アパートも、部屋も、浮気相手も、違った(-_-;)
こんな依頼人とはストレスがたまる一方なので
少~しだけの、プラス料金を提案した
それでも、グダグダ言われ、やっとこさ承諾してもらった

△-○号室から出る報告書を手渡すと
「女と一緒に住んでいるのか??」と聞かれた
最後の最後まで、くそバ○○だったので
「・・・・・・・
そんな依頼は受けてません」ガッンと言ってしまった(ヤベ)
すると、バシッと立って無言で事務所を後にした

昔、報告時に「探偵さん、さすが、黒だねぇ~」と言われ
嬉しい思いをしたことがあります
黒とは「黒人(くろひと)」
現代で言う「玄人(くろうと)」のことです
依頼人は探偵調査の「白」「しろひと」「素人」なのだ

「ありがとう」「ごめん」も言えない
生き様が「白」の依頼人に
初の委託禁止のレッテルを妄想で張り付けた
あれから●年
あの依頼人の人生は、少しは黒人に近づけただろーか
 

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